第11回・松江こども麻雀大会・決勝戦スタート!!
─── と、いきなりではありますが 「お?」 と気付いた事が。
私は試合描写がある際に ”得点収支表” をつけながら読むので、雀卓が映る度に
『起家マーク・ドラ表示・河・各選手の手牌・各選手の理牌・各選手のスコア』 をチェックしながら読む癖がついております。
もちろん 【シノハユ】 も例外ではなかったのですが。
決勝戦に限り、原点30,000スタートのようです (画像が分かり辛くて申し訳ない)
「誤植?」 とも思ったのですが、後々の得点描写から算出するに、30,000点スタートで間違いありませんでした。
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今回の試合が ”競技麻雀ルール” であることは前回で判明していましたが、栄えある決勝戦ということで、更に競技性が重視されていると見えますね。
東一局 |
慕の配牌 | |||
はやりんの配牌 | |||
向村君の配牌 | |||
閑無さんの配牌 | 不明 |
決勝戦開始!!
慕の配牌は意外にも普通……というか、はやりんや向村君の方が断然良いな。広げやすくて。
慕は 家族麻雀の時に3面待ちの2巡目ロン という無理ゲーをやっていたので、どちらかといえば、生来配牌に恵まれている
打ち手かと(勝手に)思っていたのだけど、そうでもないんだな。
五回戦の時のツモ発三暗刻ドラ1 の時も一応9巡目まではいっているようだし、特別な早さがある訳ではないと……
ふんふむ。もしかしたら 慕ちゃーが最も本領を発揮出来るのは三麻だったり するのだろうか?
や、サンプル少な過ぎて妄想の域だけど、【シノハユ】 のテーマ性から、可能性が全く無いって訳じゃないとも思う。
そして─── タン、パシッ、コトッ、チャッ ─── と対局が進む中。
慕が で 2面テンパイへ。
私ならテンパイ即リーわーいわーい!!で、リーチいっちゃいますが、慕はダマで
の高目三色手変わり待ち。
狙い通りの をツモるも、その時に出した に掛かる 「ロンっ」 宣言。
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決勝戦の幕開けは、ディフェンディングチャンピオン・瑞原はやりの和了となった。
─── ここで個人的に少し面白いなと思ったのは、はやりんの理牌。
配牌時 (索子・筒子・萬子) の並びだったのに
和了時 (萬子・筒子・索子) の形になっていた。
もちろん、巡が進むにつれて並び変わる事はよくあるけれど、序盤でほぼ形になっている索子群が一番後ろに配置されて
いるのは珍しいなと感じた。
なんかは配牌時からあって、それが先頭にきている訳だから、確実にどこかのタイミングで位置変えしてると思う。
でも萬子を先頭に運んだだけだったら、並びが 『萬子・索子・筒子』 になって、和了時の 『萬子・筒子・索子』 には
ならない筈? 河も見える範囲で ─── だから特に違和感もないし……
はやりんは副露もしていないから、”位置変えの意味” も ”タイミング”
も個人的には謎に思えた。
これが 【咲-Saki- 本編】の選手なら、私は華菜ちゃんを理牌迷彩の名手 だと考えているのだが、はやりんもまた
違ったタイプの理牌迷彩をしている打ち手なのかも知れない。
個人的に、はやりんの理牌は引き続き見ていきたいポイントとなった。
東二局 |
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東二局を制したのは閑無さん!!
見事、はやりんに親っかぶりを喰らわせた訳ですが ─── 「フッ…」 という和了後の顔がまたw
ズルイ。好き過ぎる閑無さん。
─── そんな閑無さんの闘牌スタイルは、鳴き速攻ダイナミック型だったもよう(え)
と |
そうか。主人公とヒロインの関係性は、やはり能力系と技術系とで対比するんやな。
王道なんやな。仕方ないんやな。
東三局 |
続く東三局は、平和ドラ1の2,000 ではやりんが和了。
→ | → |
京太郎並に出る漫画を間違えたと評判の向村君は汗が止まりません(最下位はまだ慕ちゃーだけど)
おかしい…向村君もスイスドローで勝ち残った強者なのに……この存在感の無さ。ステルス向村の独壇場っすよ。
向村君は、どっちかというとカードゲーム漫画とかに出るべきだった。
初期主人公のライバルポジションとして2話目くらいに登場してファーストファイトだけ勝つ、そして5話目くらいに負ける、
以後はちょくちょく登場するんだけど成長した主人公には絶対に勝てない、でも少し見せ場はあったりする、
けど選抜メンバー的なアレには選ばれない、しかし何故かちょくちょく登場する、人気投票は10位くらい
─── な
良いキャラになれたと思うんだ。
東四局 |
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こっちも気にくわねェ!! ─── とアガり返した閑無さん。
鳴いての三暗刻とは渋いなッ!!グッとくる格好良さ。
私もやってみたいな。
東四局 (一本場) |
「かっ」 ってw なんて良いリアクションw
閑無さんの連荘を阻止したのは、またもや平和系で攻めてくるはやりん。
手牌は見えないが、タンピンイーペーコー4,200 の和了だったようだ。
昨年度の1位と2位、はやりんと閑無さんが抜きつ抜かれつつを繰り返しているのは良いね。
同点TOPが2回もあるのは何気に熱いと思った。
あ。でもこれ逆にはやりんが本気出してない可能性もあるかもなあ。
常に笑顔だからかも知れないけど、一瞬たりとも驚いたり焦ったりしてる描写が無いもんな。
─── はやりんの打ち筋は平和主体ってことでOK?
現在のところ ”ストロングポイントは和了スピード。防御でも抜群の安定感を誇る” という将来看板に偽りは無いな。
早いし振り込みも無い。
若干、”ストロングポイント” とするには和了スピードが弱い気もするけれど、それはこれから研ぎ澄まされていくのだろう。
(上記のように本気出してないかも知れないし)
あの【咲-Saki-】界でプロになり、早さに評価を得ているくらいだから、大人(28)verの彼女の速度は一等ヤバそうだ。
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石飛閑無 : 隠し切れない、その笑顔。
閑無さんが早くもヤられ掛けててワラタ。慕ちゃーまだ何もしてないのにぃいいいw
(・∀・)
あと、「同小だけど仲は良くねーし!」 に対して見せた、はやりんのこの表情が気になった。
うっかりとアイドルスマイルを崩す程の衝撃があったのかな、なんて。
少し寂しそう?
何かがはやりんの琴線に触れているように感じられた。
はやりんはたぶんスーパー小学生として生きてきてるし、自覚もあるタイプだから、同学年の友達とか少ないのかも知れん。
それが崇拝系なのか、嫉妬系の感情なのかは分からないけれど、同学年の子達とは近くて遠いような関係性が
出来てしまっているのかも。
天才で人気者で大人からの支持もあるけど、それ故に、腹割って話せる友達がいないのかも知れないね。
南三局 |
南三局。
トップ差 -30,500 となっている慕の最後の親番。
手は からの へ。
一通や萬子染めを思考する慕であるが、 4枚の放出により、一通の目は無くなってしまった。
─── って、向村君1打目が !? 後の河が だから、筒子で染めにきてるのかな?
良いね。これ向村君も勝つの諦めてないわ。さっきは出る漫画間違ってるとか言って悪かった
<(_ _)>!!
そして次巡 をツモった慕は何かを決断するように を切る。
トップの閑無さんは と、強めのところを連続して切った慕を要警戒へ。
次、 をツモった慕は の 1面一盃口テンパイへ!!
しかし。
その次に ドラをツモった慕は 「このツモに意味があると考えましょう」 と言わんばかりの ───
まさかのテンパイ崩し 切り!!
そして、「それはねーべ」 と言う観客を黙らせるようにして、次巡 鬼ヅモはりかえ!!
手は の 2面、高目跳満テンパイへ!!
慕の河は | という謎の状態になり、警戒閑無さんも 「どうなってんだ……?」 と疑問符を送ります。 |
─── ってか、慕ちゃー、ここまで平和系で攻めてきてるはやりんと、
河 、副露 で、明らかにタンヤオ速攻な閑無さんに対して
この打牌は勇気あるなッ。マジ怖ェエエエエ (ノД\lll)
─── と、ここで対面向村君が慕の当たり牌 を出しますが、慕はこれをスルー。
慕の当たりは ならば 平和+ドラ1の2,900で、 ロンなら平和三色純全+ドラ1の18,000、ツモなら8,000オールの24,000。
高目を逃すのは勿体無いですが、慕は親なので、これを和了していても良かった筈ですが
───
まるで、ツモれる確信があったように。
まるで、 自分・母・叔父の三人がまた集まるように ───
慕は鳥さんを掴みます。
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うぉおおおおー!!!!!(ノД`)
決して感動を狙っているシーンじゃないと思うのだけれど、なんか強烈に感動してしまった。
慕の心というか夢というか……そういうのが凝縮された和了にして牌姿だったよね。
私も言いたい、「アレねっ 俺の姪なんすよ!!」
あと、何気に慕の和了を読み切っていたはやりんの描写が好き。
やはり只者じゃないぞ、はやりん。
なお、前回に注目していた慕の和了系について。
─── 一応、今回も 待ち全てに索子が絡んでいる事と和了全てにドラが含まれている事は不動のままとなりました。
ドラ記録はいつか途切れるだろうけど、高火力も続いていますね。
索子主体で手組みすれば、牌が応えてくれるとかなのかなー
今後 で待てれば、和了率100%とかもありそうだ。
南四局(オーラス) |
南三局でトップに躍り出た慕であったが、最後ははやりんが逆転和了をして終局。
もしかして:
さすが 【咲-Saki-】界の ”笑顔三強” の二人、決めポーズも似てくるね!!(え)
ちなみに、三強の内、あとの一人はワハハこと蒲原部長です。(※当サイト調べ)
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可愛過ぎて死んだ(え)
もう閑無さんはツンデレ界期待の超新星を冠したら良いよ!!
早く教科書に載って下さい!!ダイナミックに!!
幸せ過ぎて死んだ(え)
もうね。慕も 「アレねっ 私の叔父なんすよ!!」 とか言っちゃえばいいじゃないですか。
個人的には、第01話の時、いくら慕の為を思ってやったことでも牌を切り離すのは違うと思っていたから。
良かった、本当に良かった 。・゚・(ノ∀`)・゚・。
「だって無残に負ける姿見られたくないでしょう? 友情よ」
ちょ、閑無さんの友達が予想以上にイイ性格してたw
これは百合的にほっとけねぇ!!
名前教えて下さい立先生。こういう遠慮の無い関係性、大好きなんです。
終わり方のクオリティが最終回レベル。
読後の余韻がこれだけ響く作品もそうそう無いぞ。
やっぱり幸せというか何というか、部屋を勢い良くゴッロゴロ転がってしまうというか何というか……
こう…筆舌にし難い感情を与えてくれた。
母の伏線を残しつつも、僅か3話にして “一本の物語” と評するべき纏まり方をしていた。
出合えて良かった 【シノハユ the dawn of age】 ───
心から、そう思える作品だ。
次号のビッグガンガン発売日は12月25日で、【シノハユ the dawn of age】と【咲日和】が掲載予定です。
なお、以後は 3号連続で【咲-Saki-】シリーズの特別付録が付いてくるらしく。
次号には ”キラキラ ポストカードセット” がついてくるもようです!!
ウッヒョー!!(*゚∀゚)
単行本同時発売といい、どう考えても 【咲-Saki-】シリーズが私のサンタクロースです。
本当にありがとう御座います!!
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