ビッグガンガン本誌より 【シノハユ the dawn of age】 <第02話・慕2>



今号の 【ビッグガンガン】 には 【シノハユ】 のクリアファイルが付属しております。
既出の絵柄ではありますが、この絵は ”背景”から感じられるリアルな地域性と、”暖かい色使い”、”可愛い主人公” の三拍子が揃っていて、個人的には構図の最高状態です。
ちょー癒されます。マジ大切にしよう (" ̄  ̄ ")
歴代 【咲-Saki-】シリーズの中でも、上位に入るくらいの好きな絵かも知れません。

ちなみに、ファイルの上に乗っているしおりは ”BDコミックスフェア” にてGETしました。
可愛い。描き下ろし万歳っス。
BDは2周年記念ということで、他にも色々なフェア をやっておりますので、興味のある人様はチェックです。
……やー、しかしもう2周年なんですねえ。
【咲日和】切っ掛けで初号から買い始めましたが、蓋を開けてみれば 【咲-Saki-】 関係の他にも面白い漫画が沢山でした。
自分的には今一番イチオシな雑誌です。
息長く続いてくれると良いな。


─── そんなこんなで、以下シノハユ中身の感想へ。


【シノハユ the dawn of age】 第02話のタイトルは <慕2>!!
慕2!?
おおう。2でくるとは予想外でした。
【咲-Saki-】 や 【咲-Saki- 阿知賀編】が大体二文字縛りでしたから(※本編の第1話は”出会い”で三文字)、【シノハユ】 はてっきり一文字縛りでくるものかと。
これはつまり、今後の展開として <リチャードソン1> とか <閑無1>・<はやり1> を期待しても良いということですね!?
たたでさえ群像劇めいている 【咲-Saki-】シリーズなのに、ガチ群像劇くるでコレ(え)

さあ、その慕は試合会場へ向けてダッシュ&ダッシュの途中です。走る走る走る。
流れる汗と躍動感溢れる絵が良いですねえ。
これは結構なページ数を割いたからこその表現力なのかな。印象に残りました。

頑張れ慕、間に合うのか慕!?
というのも今回の大きな注目ポイントだったと思うのですが。
─── なんでも、慕が前回に ”走り出した場所” から ”会場までの距離” は、リアルで言うと約12km程あるのだとか。


情報出展・ シノハユ1話の場所特定 慕ちゃんパネェす: あっちが変


もしかして:慕はトップアスリート。

じゅ、じゅうにきろ……
アカン、慕の出演作品が 【シノハユ】 から 【群青】(同じBDで連載中の駅伝漫画)に変わってまうw
音無女学館にスカウトされてまうw
うん。時間制限を鑑みれば、超小学生級のマラソンランナーでも無理じゃないかなー
ぶっちゃけ大人でも無理だな、うん。
や、漫画内においてもリアルと同様の距離なのかは勿論不明なのですが。
─── しかし、それでも 確定情報として最低5km以上 を走ってるんですよね。
急いでいる事による心拍数の上昇もあるでしょうし、靴も運動靴じゃないってのが地味に、そして、大変辛いところ。
特別な訓練を受けている訳でもない慕が走るには装備的にも距離的にもしんどい状態です。
確か、私が中学生の時に参加させて頂いた選抜マラソン大会(二軍←え)が丁度5kmでした。
必死に走る5kmはただの地獄です。この日の為にと鍛えていたとしてもフルパワーで走っちゃうとただの地獄です。
慕の根性凄いよ。
試合に間に合ってホントにホントに良かった。

「おい おまえ!」


と、会場に到着したシノちゃーに声が掛かります。

「多目的室の………」
「何? 私の応援に来てく 「いえそういうのではなく」
「否定はえー」


否定はえーw

このフレーズがツボってヤベー。
しかも名前覚えられてない ─── と思ったら、慕は最初から閑無さんの自己紹介なんて聞いちゃいなかったぜw
なんなの、どうしてこんなに愛おしいキャラなの閑無さん。



そして、ここでフラついた慕を支えたのは ───!!
現麻雀プロ(28)・牌のおねえさん・「このプロきつい…」でお馴染みの、はやりんこと瑞原はやり!!

「えっ 北堀小の瑞原はやり……!?」
「はやりちゃん!!」


ワーワーとかワァアアアとか、小学生相手に大人の盛り上がり方がガチw
へえ。はやりんよっぽど有名な子なんだな。
普通はどんな天才でも、対象がまだ小学生じゃここまで騒がれないと思うんだけど。
それだけの名手ってことかね。
闘牌楽しみだな。

しかし、はやりんってもうこの頃からギャラリー慣れしてるのなw
「みなさーーん こんにちはーーーーっ」 なんてことを軽くやってのけるあたり、さすがとしか言えない。
崩れない笑顔といい、まさにアイドルの資質ですわ。

あと、閑無さんのお手本のような ”ぐぬぬぬぬ” にワラタ。
この見事さは教科書に採用されるレベル。
少なくとも、当サイトとしては ”2013年度・ベストぐぬぬぬぬ” に認定された。

「おまえ…大丈夫か? どっか悪いんじゃないのか?」
「ちょっと疲れただけだよ たくさん走ったから………」
「そっか ならいい」


閑無さんから迸る ”どんだけツッパっても悪ぶれない” 属性がヤバイ。
心配なんやな。
素直じゃないんやな。
隠し切れないんやな。
「瑞原マジぶっ倒す」の時の拳叩く音も ”ぽふっ” でしたからね。
”ばしっ” じゃなくて ”ぽふっ” でしたからね。
なんなの、どうしてこんなに愛おしいキャラなの閑無さん(二回目)

「相手が誰でも全力で楽しんでいくから!!」


慕さんから感じるそこはかとない咲さん感……
絶対に強い(カタカタ)

「麻雀に限らず すべてのことは勝つか負けるかだ……そして──」
「受け付けお願いします!」
「聞けよ!!」


誰かこの可愛いコンビを止めろぉおおおお!!!!w
なんなの、どうしてこんなに愛おしいキャラなの閑無さん(三回目)
 


ここで大会のルールが判明。
”裏ドラなし・赤ドラなし・カンドラなし・カン裏ドラなし、(恐らく)一発なし”!?
うわ、今の【咲-Saki-】界とは真逆な、運要素を出来る限り取り除いたルール採用ですね。
いわゆる、”競技麻雀” と呼ばれるもの。
これが島根だけなのか、全国のデフォルトルールなのかは不明だけど、どちらにせよシビアだなあ。


今の【咲-Saki-】界でも去年は地味な競技ルールだったとのことなので、もしかしたら ”競技麻雀ルール” の方が、公式大会では一般的だったりするのだろうか。
だとしたら、今の【咲-Saki-】界にしても、本当に今年のインハイだけが特殊?
藤田プロの口ぶりからして、定期的にルール変更はあるのだろうが、”裏ドラあり・赤ドラ4枚あり・カンドラあり・カン裏ドラあり、一発あり” と ─── ここまで ”運重視” なルールが敷かれたのは初めての事だったのかも知れない。
主催者は本気で ”特殊な子供” を選り分けに掛かってる。
そして、それがどうして ”今年” だったのか……気になるところですね。
裏で絶対何かあるぞコレ。
大人の事情が絡んでるぞコレ。

しかし、この競技麻雀ルールだと赤ドラが最大のネックだった玄ちゃーなんかは相当強くなれそうだ。
強いっていうか無双出来るかも?
下手したら先鋒で相手をトバせる勢いが出るだろう。
チャンピオン照と同様に、阿知賀のドラゴンロードを警戒して、すばら先輩が投入されてもおかしくない。

「予選はスイスドローで行われ 上位4名が決勝ステージに向かうことになります!!」


なお、大会形式はスイスドローだそう。
これは 【咲-Saki-TVアニメ版】 の個人戦でも採用されていた方式ですね。



情報出展・【咲-Saki- DVD9巻 Special Booklet】


故に、ラッキーパンチで上位に残ることは出来ません。
つまり、ここでも更に運要素が排除されているという、本格派麻雀大会です。
上位に残った人は、まさしく ”真の強者” といえるでしょう。
【咲-Saki-TVアニメ版】の個人戦で上位3傑に残った、美穂子さん・和・咲さんは本当に強かったという証明でもあります。

「わ 私L卓だ」


え、何このハイテク機器w
時代考証は諦めていると立先生が言っていたが、現代の方が技術負けしてる気がしてきた。
モニター表示がデフォルトでしたもんね、現代。

「わぁ…全自動卓だぁ…」


対戦相手に男、だと!?(いい加減、男キャラが出る度にビビクンする癖を直したい)
そうか、男女混合だったのか。
他のスポーツでも小学生くらいなら混合大会盛んですもんね。
なるほど、なるほど。


一回戦・南四局


慕 和了 (ツモ・3,000・6,000) ドラ表示


  いよいよスタートとした [ 第11回・松江こども麻雀大会 ] !!
  リーチツモタンヤオイーペードラドラ&1位通過と、慕はいきなりの絶好調ッ。
  今まで見せた和了点が、8,000・12,000・12,000と ─── 慕さんったらナチュラル高火力ぅ!!
  怖ぇえええええー!!(゚д゚;)

「麻雀が楽しいんじゃねぇ 3人相手に勝つのが楽しいんだよ!!」
「………そうかな? 一人沈みでも楽しいよ?」
「じゃあ おまえと打つ時は楽しくないようにしてやるよ」
「うん 楽しみにしてる!!」


  慕をしっかり待ち伏せしてた閑無さん可愛い(え)
  でもこれ会話してるようで全くしてないな。
  互いが信念を貫き過ぎて壁打ち状態になってるw

  まあでも、閑無さんの言ってることは真理を突いているように聞こえて個人的には大好きだな。
  勉強だってそう。良い点数を取れる教科は楽しかった。
  運動だってそう。良い成績を残せる競技は楽しかった。
  麻雀だってそう。勝った時がやっぱり一番楽しい。
  主人公タイプの考え方じゃないのは百も承知だけど、”勝つのが楽しい” という真っ直ぐな思考が私は好きだ。

 

五回戦・南四局


慕 和了 (ツモ・3,000・6,000) ドラ表示


  「ツモっ 発三暗刻ドラ1 4,100オールです」

  ちょ、また高いなーw
  ナチュラル高火力というよりかは、スタンダート高火力か……(カタカタ)

─── 現在のところ、慕に特殊な打ち方は見えないかな?

強いて言うのなら、待ち全てに索子が絡んでいる事と、和了全てにドラが含まれている事くらい?
まあこれはまだ偶然の量だから何とも言えませんね。
ダイナミックでファンタジックな思考を忘れないようにしつつ、更なる検証を進めたいと思います。



そうこうしている間にリチャードソンが会場へ到着!!
慕が笑顔になれる場所、慕の本当の笑顔を見て、彼は悟るように目を伏せるのだった。
うむ。
慕がちゃんと笑えていなかったことにより、リチャードソンもまた本当には笑えていなかったのだろう。
今日はきっと二人分の笑顔が戻った日だ。



第11回・松江こども麻雀大会のファイナリストが決定───!!

昨年優勝者 北堀小学校 5年 瑞原 はやり (みずはら はやり)
唯一の男子 古浦小学校 6年 向村 雄一 (さきむら ゆういち)
昨年2位 湯町小学校 5年 石飛 閑無 (いしとび かんな)
初出場 湯町小学校 5年 白築 慕 (しらつき しの)

編集画像について、もの凄く自然に向村君を入れ忘れました!!(え)
違和感がなかったんだ……ゴメン。
これで次回向村君無双だったらどうしよう。

闘牌楽しみだ。
はやりんは、現在の ”ProMahjong Card” でも記載されているような、”ストロングポイントは和了スピード。防御でも抜群の安定感を誇る” の一端が見れるのか。
慕は、引き続き索子系の待ちがあるのか、高火力は続くのか。
閑無さんは、打ちスジ自体が初披露。
向村君は、まあ適度に。
─── そんなところが個人的な見所です!!うはー、楽しみ!!

「ここで優勝すれば記事になったりして おかーさんに見つけてもらるかも───」


慕、なんて健気な……
でも、お母さんは事件に巻き込まれていない限りは、たぶん自分から消えてるから、慕のことを ”見つけ”ようとはしていない筈……
ああホントなんで説明ZEROで慕のことを放置したんだろう。
仮にリチャードソンが理由を知った上で慕を預かっていたとしても、リチャードソンが納得した上で慕を預かることにしていたとしても、もう物心付いている自分の子供に対して、”何も伝えずに消える” という行為の免罪符にはならないと思うんだよ。
この辺、どんな事情が用意されているのだろうか。


10.27 【シノハユ the dawn of age】 和了MEMO
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