収穫の時を迎えんとする中堅戦。
そんな中、淡が実は高校100年生だということが判明した(え)
なるほど。もしかして:留年。
……と、まあ冗談は置いておいて、菫さんから 「バカなのか?」 というツッコミが入っていたが、うん、改めて振り返ると、私の中の淡のイメージはここ最近で随分と変わった。
淡が初登場した 【咲-Saki- 本編】 <56局・全国>の時にはクール系な子?だと思い、再登場した<74局・神鬼>の時の「へー」を見た時には、ひょっとして生意気系?と思い、現在では無邪気可愛いと思うようになった。
私は体育会系に育ってきた方で、上下の垣根を突破出来ない古い質だから、淡の振る舞いには少し憧れるものがある。
臆する必要さえない実力も持っているんだから、格好良く映って仕方がない。
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尭深さんの種蒔きは通称 ”たかみスロット” と呼ばれているらしい。
いや、7スロットでも充分じゃないかなあw
手牌の半分を手中におさめているとか驚異ですわ。
もし仮に11スロットで駄目な局があったのなら、それは相手を褒めるべき。
神の悪戯と割り切れるレベル。
あと、前半戦は計8局あったと思うのだが、たかみスロットが7しか補充されていないということは、1局は上手いこと字牌がこなかったということなのだろうか?
私も前回から何度かハーベストタイムを意識して麻雀(ゲーム)を打っているが、上手くいかない方が圧倒的に多いんだよね。
尭深さんの配牌が だから or は失敗した分なのかも。
もちろん単純に立先生のネームミスという可能性もあるが、これを訂正するとなると局全体に影響を及ぼし兼ねないので、個人的には補充失敗説を押したい。
南四局 (オーラス) |
タン、パシッ、タン、トン、と局が進む中、「リーチ」 の一声が仁美さんから掛かった。
それも切った牌は !! 南だと……(審議中)
当然、尭深さんはそれをポン。
ただでさえ早い収穫時期が更に早まり、速攻を目指す憧からは 「ふきゅっ」 という声が漏れる。
おお。何だか 「ふきゅっ」 って女の子らしくて良いな。
私なんかは生まれ持った変な声ハスキーボイスが邪魔をして、女子特有の黄色い声が一切出せない。
「ぬふっ」 とかの謎声なら誰よりも上手い自信があるんだけどな…… (私は何と戦っているんだ)
その仁美さんの手牌は リーチドラ6の 跳満確定4面待ち。
ドラ6!? 彼女は ─── 新道寺のドラゴンロードだ!!
この辺はさすが北九州最強校の第3位なんだな。すばらな火力だ。
二回戦では稼いでいたということだし、もしかしたら仁美さんも調子付かせるとヤバイ池田タイプなのかも知れない。
しかし、この場面のリーチは私なら出来ないと思った。
や、リーチしなければ役なしになってしまうからアレなんだけど、尭深さんに振り込む恐怖の方が勝る。
新道寺女子のスコアは現在41,500点。
役満に振り込めば、9,500点になってしまい、トビ間近の状態で副将に繋ぐことになる。
判断の是非は結果論でしか語れないことだが、跳満手と天秤にかけたとしても……情けないことに私には勇気が出ない。
いや、だが裏ドラの可能性を考慮すると……三倍満も見えるか……
うーん難しい。
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さあ、オーラスも佳境。 一体誰が収穫されてしまうのか ─── !?
と考えていたが、振り込む暇もなく、尭深さんが自力ツモの大三元で中堅戦にピリオドを打った。
結果はマイナス収支だったけど、この ”ハーベストタイム” が相当厄介な能力だということに違いはないな。
自分が親という絶好のチャンスでも憧のように連荘を惑わされ、オーラスの度に大物手に超警戒が必要だなんて
考えるだけでゾワゾワする。
現在二年生の尭深さんだが、もし来年に向けて素の攻守面を強化してきたなら、エース抜擢に待ったなしだ。
なお、ハーベストタイム時に背景に書かれている葡萄だが、葡萄は豊作豊穣の象徴として昔から愛されているらしいので、
恐らくはその意味が含まれているのだろう。
かなり粒が大きく、粒数も多い白葡萄のように見えるが、これもモデルがあるのかな?
試しに調べてみたのですが、その品種の多さに驚いてしまい、二時間で諦めましたw
無念です。
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今大会は半荘2回だから、尭深さんは50%の確率で役満をアガっているのか。
ガクブルですわ(((;゚Д゚)))
他には洋榎主将の清老頭とはっちゃんの小四喜だから、残り1回分は本編にも阿知賀編にも描かれていない高校が役満をアガってるんだな。
もう負けてる可能性もあるけど、そこはやはり麻雀の真髄役、語られる日を楽しみにしておこう。
ちなみに、個人的に一番期待している役満は、東場優希の前半戦東一局起家天和。
牌に愛された子なんのその、東場に愛された子の最高加速にして最大火力に期待しております。
少なくとも、本編 <73局・予感>で天和をアガってもおかしくないくらいの愛され具合は感じている。
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それ以上いけない。
他校トビ確定。いっそ怖過ぎでワラタw
だが、この可能性も確かに存在している訳だから、何かしらのデメリットは欲しいな。
尭深さんは絶対にラス親になれないとか、もしくは、うっかり連荘をし過ぎたりだとか差し込みだとかで、たかみスロットが14を超えたら全部リセット掛かるとか、茶柱が立たなかったら全局通してやたらと不揃いな配牌がくるとか(え)
セーラの 「おつかれ 今日もおまえ良かったで」 という関西弁特有の親密発言を見て、憧はもうセーラのものになってしまったのかとドキがムネムネしました。
何このオレの女みたいな距離感。
思わず、誰かこの中に高鴨さんはいらっしゃいませんか!? って叫びたくなってしまったw
抱き付かれて言い合いしているところなんて、どこのカップルの痴話喧嘩かと。
まったく……憧は年上に弱くて困る。いいぞもっとやれ。 可愛いなあ。
憧からのバトンを受け取り、灼が出陣。
灼が身に着けているネクタイに対し、気持ちは嬉しいが縁起が悪いかもと逡巡する赤土晴絵。
そんなハルちゃんに、私が今ここにいるのはこのタイのおかげもあるのだと告げる灼。
だから ─── 連れていく!決勝まで……!!
ちくしょう、小さな身体にデカいもん背負いやがって…!!
心から連れていかれたい。
そうだな、過去の伝説とは肩を並べている訳だから、後は超えるだけだな。
新世代が Next Legend を築くことが出来るか否か ─── 燃えるなあぁああああ!!
─── 副将戦、試合開始!!
東一局 |
東一局、スタートダッシュを見せたのはトップ独走が続く白糸台・亦野誠子!!
……あれ?様子見は……??(゜∀゜)
亦野さんは ”白糸台のフィッシャー” と呼ばれており、河から自在に牌を釣り上げるそうだ。
鳴く度にピシャンとかパシャアンとかの効果音が入ってるからどうしても吹いてしまったw
亦野さんが装備してる釣竿って、リールを見る限りアレですよね(何だよ)
名前が全然思い出せないんですけど、遠くに投げて釣るやつじゃなくて、テトラポット付近とかに落として釣るやつ。
船酔いする人でも楽しめるやつ。私も何度かやらせて頂いたことがあるんですけど……えっと、何だっけか……
駄目だ思い出せない。
……ああ、でも結局エサの虫には最後まで触れなかったことは思い出した。
きっと今でも触れない。ヘタレだわ。
─── 話を麻雀に戻して。
亦野さんの手牌は このような形のようだ。
七対子や暗刻系が狙える良形だね。
西家だし、私なら問答無用で 切りだが、ここで亦野さんが切ったのは だった。
ほう。何故だろう?
ドラ表示牌 をチラ見している動作があったから、何か意味はあるんだろうなあ。
だが、ドラは関係なさそうだし……はてはて。
全体を通してみて見ると、今回の亦野さんはポンしかしていないようだから、フィッシャーはポン限定説とかでどうだろう。
だから、ドラ表示牌で1枚、哩さんの有効牌として1枚入る(予定)の は鳴くのが難しいと判断した為、
ここでは 切りをした。
咲さんがカン材をクリアに見ているように、亦野さんはカン材ならぬポン材をクリアに見ているのではないだろうか。
そして、能力の都合上、チー材は眼中にないとか。
うむ。フナQの手牌が全然見えていないのが残念だ。
仮にフナQが を1枚でも有効的に保持していれば、この強引な仮説も少しは ”らしく” なっただろうに。
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を鳴いた亦野さんに対し、フナQまさかの正論。
ハッとした。
忘れがちだけど、能力紹介がなかったらポンはぶっちゃけただのポンにしか見えないよねw
ただ、そこはやはり王者白糸台のレギュラー。
普通のポンでは終わらない。
引き続き を鳴き、 を鳴いた亦野さんは 「ヒット」 と呟く。
”ヒット” は、釣りでいうところの魚がエサに食らい付いた状態だね。
即ち、あとは獲物(当たり牌)を釣り上げるだけ ───
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なお、フナQ調べでは3副露した亦野さんは5巡以内にツモアガり確定だそうだ。
そのデータ通りに、今回亦野さんはアガりを達成している。
…およ? 亦野さん、哩さんから 、 灼から 、フナQから と、面子全員から鳴いてるのな。
もしからしたら、全員から鳴かないと駄目みたいな制限入ってるのかもねえ。
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へえ。亦野さんも今年からのレギュラーなのか。
ってことは、白糸台って、亦野・尭深・淡 ─── と結構メンバーの入れ替わりが激しいんだなあ。
やっぱレギュラー争いは熾烈だと見える。
層も厚そうだ。
これが二軍でも県代表クラスと言われる所以か。
─── しかし、”鳴き” という一つの動作で、麻雀という競技はここまでバラエティ豊かになるのだなあと感心します。
カンの咲さん、確率の和、速攻の憧、流れの純君、鬼門のはっちゃん、流しの春、友引のトヨネ、裸単騎のギバ子、フィッシャーの亦野さん……うん。とてもバラエティ豊かで個性が出ている。
同じ ”鳴き” というスタイルでも、各々の長所や短所があったりするから、読んでて全然飽きないや。
戦術が幅広くて面白いな。
東二局 |
次局、動きを見せたのは新道寺・白水哩!!
いきなり牌を伏せたから、東二局が一瞬で終わったのかとオモタw
ただ、一度立てた配牌を一回伏せるのってルール的に大丈夫なのかな……?
日頃その辺を気にしたことがないから分からないや。
また時間がある時に調べてみよう。
ちなみに、哩さんの配牌は という形だった。
本人からの解説も入っていたが、メンタンピン一直線の綺麗な配牌。すばらですな。
─── と、ここで一度目を閉じた哩さん。
さあ、一体何を仕掛けてくる!?
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カッ バッ ガシャン ジャカン バチンドン
(゚д゚)!?
もしかして :
病院に運ばれたトリプルだっているんですよ!!
スリーだけビビクンとかズルいと思います!!!!
いやはや、素 直 に 興 奮 し ま し た わ ー w (え)
そうか。私ってSっ気あったのか……知らなかったな。
どちらといえばMよりだと思っていたのだが、哩さんのせいで新しい扉が開かれた(えええええ)
しかし、鶴姫さんが明らかに女の顔してるんですけど、これは大丈夫なんですかね少年誌ぇ……
─── ふぅ……。話を麻雀に戻そう。
この哩さんの ”リザベーション” だが、鶴姫さんとリンクしている能力らしい。
「鶴田姫子は必ず白水哩の直後にオーダーされ、そして倍の飜数で和了る」
東三局で哩さんが2飜2,000点を和了れば、同じ東三局で鶴姫さんが4飜8,000を
─── と。
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もしかして : 照 「スケスケだぜ!!」
照魔境見え過ぎで笑った。
こりゃ玄のドラ切りを読めない道理、というか、選択肢にも入らない道理だ。
この水準ともなると、照はもう ”牌に愛された子” の更に上、”麻雀に愛された子”
という印象。
チャンピオンさすがチャンピオン(真顔)
─── と、ここで亦野さんが ポンを仕掛け、その余剰牌をフナQがロンで狙い打った。
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フナQカッケー!!
研究者気質とはいえども、やはりその底に眠る愛宕家の血筋には逆らえんのやな。
攻撃手なんやな。
東二局(一本場) |
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灼ついにクルー!?(゚∀゚)
より検証を重ねたい素材にして伝説を継ぐ者!!
楽しみですなあ。
次号の月ガン発売日は11月12日で、【咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A】が掲載予定です。
ただし、その前の10月25日にはビッグガンガンが発売、【咲日和】が掲載予定です。
更にその間の10月17日には【咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A Blu-ray 5巻】の発売もあります。
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