ヤングガンガン本誌より 【咲-Saki-】 <133局・決闘>


今号の 【咲-Saki-】 はカラーで登場!!
あわや 和さんのB地区がハロゲイト しそうな感じで神々しかったです。
スキャン時、思わず600倍率で凝視しましたが、謎の光さんが仕事してました……ちっ(え)
国広君は今回も国広君で安心しました。
数多くある漫画の中でも、ちゃんと服を着ていたら不安になるのは国広君だけだよホント凄い (・∀・)
あと、ムロは髪型さえ変えればイケメンルート待ったなしだと思う。
精悍な横顔が好き。


続・東一局


  続・東一局。

  ユキちゃんは手牌 ツモの中、 切りを 「失敗だったかな…」 と一言。

   を引っ張ってきてますから、これは普通にチャンタ目を逃したということなのでしょうねえ。

  ユキちゃんは特に高いのをアガっていかないと駄目でしょうし。

  ただ、なんとなくこの描写も後に効いてくるような気がするのは……考え過ぎなのだろうかw

  ─── そしてその数巡後、Davinがテンパイ。

  手は 2面。

  役なしなので、リーチは必須ですが、「まだ誰も追いついてませンネ…」 とDavinは動かない。

  あるぇ……!?と私が思っていると、泉が作中で 「なんでダマなんですかね」と 全く同じことを言ってくれた。

  ナイス泉。拍手。


  Davinがリーチを掛けないのには、やはり彼女独自の特質があるよう。


・Davinは、自分(テンパイ)誰か(ノーテン)状態だと、あまりリーチしない
・Davinは、自分(テンパイ)誰か(テンパイ)状態だと、ダマを問わず普通にリーチする
・Davinは、自分(テンパイ)誰か(テンパイ)状態だと、あまり振り込まない
・Davinは、自分(ノーテン)誰か(テンパイ)状態だと、普通に振り込む

─── 以上のことから、

● Davinは、自分(テンパイ)状態の時に、他家のテンパイ状況を把握できる
● Davinは、自分(テンパイ)・誰か(テンパイ)状態の時に、何かをすることができる



  フナQ大先生の言うことを纏めると、上記のような形。
  キーの一つとして 『テンパイ』 ・ 『リーチ』 という単語が浮かび上がる訳か……ふんふむ。
  てか、こういうのって、ただ牌譜研究してるだけじゃ見え辛いことだと思うので、フナQさんの思考深さには
  毎度感嘆してしまうな。


  なんというか、自室をこんな風に(↑)してるだけの価値があるw
  一体いくらかかってるんだろう……夢のある部屋だ。
  ごついサーバーも見えるし、負荷処理テストをしてみたくなる。
  パッと見だと日本HP(ヒューレット・パッカード)社製のように見えるけど、フナQはどこのメーカーが好きなんだろうねえ。
  自作してるのなら、どういうカスタイマイズしてるのか教えて欲しいよ。
  色々ひっくるめて、凄いねフナQ。

  うん。
  いや、でもまあ、私だってフナQさんに負けず劣らず ───


  Davinの視界はおっぱい天国だと…… そんな仮説を立ててはいました(ドヤッ)

  そしてその仮説は証明されてしまった。
  ちょっと顔を上げるだけでこの景色が見られるなんてズルいじゃないか。
  おのれDavin……羨ましい。

「リーチ」
「!有珠山からは出和了しーひんつもりで立直!?」


  と、ここで和が先制リーチ!!

  リーチは当然として、手は 2面待ち。

  内包する役は、低目平和・高目タンピンイーペーという、” The和 ” なセオリー形です。綺麗やね。

「では始めましょウカ リーチ」


  すると、和のリーチに呼応するようにして、Davinも動く。


  アバター空間キター(゚∀゚)!!

  決闘(デュエル)、だと……!? ああこれもう 副将戦始まったな という感じがして楽し過ぎる。

  和の衣装エロ可愛い。メッチャ良い。帽子にちゃんと天使マーク入ってるのも良いな。

  Davinは責任をもって、絹ちゃんとユキちゃんとも決闘するべき。絶対にだ!!

Davin (ロン・12,000) ドラ表示


  リーチ発動後、和が Davinが を落とし ───

  Davinが まさしく西部劇の ”決闘” を思わせるような、1・2・3巡目 をズドン。
 

「ロン!12,000!!」


  和は12,000+1,000を放銃。
  Davinは見事、東一局を制したのでした。
 
  Davinの能力は 『決闘(デュエル)』 か ─── なるほど、これは興味深い。
  もしDavinの ”決闘” がその名の如く、1対1のタイマン空間に引きずり込めるモノだとするのなら、かつての治水透華戦で
  合浦女子を狙い撃ち出来たのも納得がいく。
  常に1対3の戦いを強いられる麻雀において、1対1を実現するなんて……
  (↑2014.11.23. 追記・他方からも撃たれることが判明したので、そんなことはなかったぜッ!!↑)
  正直、麻雀の根底を揺るがすような技だわ。
  ネタになりやすい 『リザベーション』 だって、卓外での連携技という革命的な技だったと脱帽していたのですが、
  これも同じくらいの衝撃を受けた。
  面白いぞ副将戦。
 
  あと、いくつか気になったのですが。


 <1つ目>
    Davinの ”決闘” は、決闘のルールに基づいて、1・2・3ズドンの 『3巡目和了縛り』 なのでしょうか?
    だとしたら、最速天使にして効率天使の和なら、1・2の間に和了する確率も高いので、
    普通の真っ向勝負でも充分に勝ち目がありそうだなと思ってみたりします。
    ─── まあDavinの力が ”1・2・3巡目まで相手に和了牌を掴ませない” という深さにまで及んでいるのなら
    状況は変わってしまいますが。
    この辺はまた今後の描写内で見ていきたいところです。


 
 <2つ目>
    それに、今回のDavinは和より先に手を作り上げましたが、今後もそうはいかない筈です。
    Davinの能力が ”テンパイ後” に発動する モノである以上は、
    即ち、Davinは ”テンパイまでは素面の実力” で戦っているということです。
    個人的に、能力が介入していない ─── そんな素面対決で、そうそう何度も原村和の右には
    出れないと 思っています。


【原村和の「デジタル化」は凄まじく強く、勝つには「能力」を使うしかないという話

 つまるところ、能力発動には何かしらの条件や制限がある。(一部を除く)
 あの満月を味方につけた天江衣ですら、能力の発動に波があった。
 
毎局能力を使えるわけではない以上、すべての局で安定して強いのどっちが、
 残りの局でミスのない打ち筋を見せて平均以上の点を獲得し、
 結果能力者よりもトータルで稼ぐのも当然と言える。




    決して、Davinの素面の実力が弱い、と言いたいのではなく。
    ただ和が凄まじいという話です。
    事実、和は 県予選・全国大会の全てをプラスの成績で凱旋 & 個人戦でも全国出場 という
    文句のつけようがない実績を携えているのですから。
    ─── 是非とも和には 「? 決闘とか早撃ちとか……そんなオカルトありえません」 を期待したい。
    団体戦の点差縛りがあるから、そこで ”最速の調整” をすることはあるかも知れないけれど、
    勝とうが負けようが迷おうが、本当に最後の一牌まで ”原村和” を貫いて欲しい。

    はい。
    それにしても、【原村和の「デジタル化」は凄まじく強く、勝つには「能力」を使うしかないという話】
    って、なんてセンスのあるタイトルなんだ……
    内容もさることながら、タイトルだけで惹いてくれる記事だと思った。
    惚れ惚れ。



 <3つ目>

    Davinの特質について。



    この場面、泉の察しが悪いように聞こえてしまいがちですが、本当にそうです。
    「役がないのなら嶺上でアガれば良いじゃない」ってのは、咲さんだけに許された芸当です(※言ってません)
    親&役なしでリーチを掛けないなんて、清々しいくらいにメリットがない事。
    確かに 「原村もみんなオリて」 しまうかも知れませんが、いくら相手が超絶優秀でも、
    100%オリ切れる保証なんて無い訳ですし、Davinは自らアガれる確率を潰しているだけに他なりません。
    違和感ましっぐら、猫まっしぐらです。

     ─── 直近では、【シノハユ】の悠彗のオタ牌の件 もそうですが、
    こういった ”闘牌での大きな違和感” を残す時、【咲-Saki-】では高確率で ”何か” が隠されています。
    どうにか探してみたいと、見付けたいと思いました。


    引っ掛かったのは、ここ。

        ・単独聴牌したときにはあまりリーチをかけない
        ・他家のうち誰かが聴牌していると普通にリーチ

    フナQ大先生の台詞から察するに、Davinの闘牌傾向は、後発が多く、”後の先の返し技”。
    つまり ”後から” 発動される ”何か” であるということ。
    個人的に、『なんで後発?』 という事が気になりました。
    何か理由があるのでは?と。
    少し調べてみました。


    Davinが発動したのは 『ガンマンスタイル』 の決闘。
    そして、彼女は 『アメリカ』 のDavin.


アメリカの銃規制反対派の本音は、銃を規制されることによる「去勢感」があるという事でしょう。規制反対派は「自由」を掲げていますが、行き過ぎた自由は「法治」を否定してしまいかねません。
だからアメリカは「早撃ち」が正義なのです。
理由の如何にかかわらず、先に銃を抜いた者が悪で、後から銃を抜いて先に撃つことが正義なのは、正当防衛が成り立つからで、これがアメリカのぎりぎりの
法治なのです。




    つまり、Davinからすれば、『先に銃を抜いた(先にリーチをかけた)貴女が悪い』 のだ。
    『私は正当防衛を行なった』 だけ。
    ─── ということがあるのではないでしょうか。
    西部劇なんかでも、よく主人公サイドが ”後から抜いて” 早撃ちに勝利するのは、この正当防衛という名の
    大義名分、”建前” があるからだそう。
    映画関係に疎いので、普通に勉強になった内容でした。
    闘牌の ”背景” まで魅せてくれる 【咲-Saki-】 は、やっぱり面白いなぁと思います。



 <4つ目>

    これは余談なのですが。


徳川政権時代には、刀を所持していいのは武士と帯刀を許された一般人のみだったのです。
やくざの持っていた「長ドス」は刀ではありません。(あれは長いナイフ(道具)です)




    えぇ!?



     辻垣内さんが持っていたアレって、刀じゃなくてナイフ だったのぉおお!?!?!?




次号のヤングガンガン発売日は11月21日で、【咲-Saki-】 が掲載予定です!!
ユキちゃんや絹ちゃんも動きますかね。
待ち遠しいです。



11.09 2014年度 【咲-Saki-】 シリーズ 予定表

11.09 【咲-Saki-】 全国大会 和了MEMO

11.09 全国大会 準決勝 清澄(長野)vs臨海女子 (東東京)vs有珠山(南北海道)vs姫松高校(南大阪) 得点収支MEMO
-- 結果待ち




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