続・南二局(二本場) |
「配牌一向聴で三暗刻・三色同刻 ツモり四暗刻まで見える!」 という凄まじい手牌も、
辻垣内さんの 連続ポンによりツモを阻まれていた漫ちゃん。
「こっちの番をトバすための無理な仕掛けか……?」
しかし、辻垣内さんの河は と、漫ちゃんがヤバいと思考するように、混老頭気配バリバリのもの。
あ、そっか。漫ちゃんが789系を集めるから、他家に中張牌が集まりやすくなっているのかー
スゲー強能力だけど、少し手も読まれ易くなるね。
強力が故の代償か……何だか特定牌収集の代名詞でもある松実姉妹、特にくろちゃーを彷彿とさせる。
でも、そう考えると、(前にもどこかで書いたかも知れないけれど)
やっぱランダム性を味方にすることが出来る宥姉の ”あったかい牌+時々あったかくない牌”
を引く能力はかなり優秀だ。
「あと…辻垣内さんにダブ南を鳴かせた清澄・片岡さんの手もそれなりやと考えるべきか」
続く漫ちゃんの思考。
優希も優希で と辻垣内さんが速鳴きを仕掛けてきている後にも関わらず、
ダブ南を切って掛かっているので、決して悪くない手が入っている、もしくは、攻め価値があるレベルの手が入っていると
警戒しておいて損はない。
─── そんな漫ちゃんに が入る。
切りで の2面テンパイ、
和了ならば、三色同刻対々混老三暗刻の24,000、倍満手 ───
和了ならば、対々混老三暗刻翻牌の18,000、跳満手 ───
ドラ無しでここまで高く、美しい手は稀じゃなかろーか!!
おまけに辻垣内さんは前巡で を切っており、漫ちゃんが切りたい はスジです。比較的安全!!
【咲-Saki-】界では仕事をしないと評判のスジさんですが
手の高さ、安全性を考慮した上で考えても ─── 「ここは行く手や!」
え…そっち…!?Σ(゚Д゚;)
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漫ちゃんと全く同じリアクションした。やられたw
後のコマで漫ちゃんは反省してたけど、あれはホント ”行く手” だったと思う。
でもそんな真面目な漫ちゃんが私は大好きだ。
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これが臨海女子のフィッシャー 辻垣内智葉!!(え)
【咲-Saki- 阿知賀編】ではポンを武器とする白糸台の亦野さんがいたけれど
───
ポン使いは 「あなたが上家でよかった…」 と言わせるくらいの、下家にドロー機会を増やしてしまうという攻守諸刃技。
いや、亦野さんの能力も鬼畜レベルで厄介なものなんですが、漫ちゃんの”爆発”
や くろちゃーの”ドラ集合” と同様に、
強力が故の代償があるという……
んで、逆にあまりリクスというリスクがない、咲さんの”嶺上開花” や 衣の”一向聴地獄”
───
それら超強力技を有する子達が 『牌に愛された子』 や 『魔物』 と呼ばれるんじゃなかろうか。
─── 話を戻して。
ってか、辻垣内さん前巡で 切りしたのは意図的なのか!? 怖い。抱いてっ!(えええええええ)
ふむ。
しかし、この南二局(二本場)は辻垣内さんが自分でアガりにいかず、成香さんに手を作らせたということは
ある種、今局に限っては、漫ちゃんの爆発力・速度が辻垣内さんの ”地力” を上回っていたということかも知れない。
もちろん他家支援も実力の一つだ。
長野予選では風越の美穂子さんが似たようなことをやって龍門渕の純君を困らせていた。
だが、美穂子さんの他家支援と、今局で辻垣内さんが見せた他家支援は、似て非なる性質を持っている。
例えば風越の美穂子さんなんかは ”自分が捨てた牌” で優希を鳴かせて手作りを支援していたけれど、
辻垣内さんの場合は自分が鳴いて下家のドロー回数を増やす、つまり、”下家自身のツモ”
で手を作らせていたので、
どちらかと言えば、下家のツモ運に左右される運要素高いものである。
(その下家自身がツモる牌さえも見えてるんだよ!とかになるともうお手上げですがw)
故に、1ミリも付け入ることが出来ないか、と問われれば、決してそうではないと個人的には思う。
個人的な感覚としては、辻垣内さんは、開眼キャプテン+かじゅをハイブリッドして更に強化されたぐらいの強さを感じているが、
それでも、スコアは然程開いてはいないし、爆発漫ちゃんも東風の優希もまだまだ勝ち目は充分に見える。
格上相手だが、そこは自信を持って喰らい付いていって欲しいところ。
けど、成香さんの力は現状全く分からないw
攻撃に特化している訳でもなく、防御が特別薄い訳でもなく、私が見る限り河にも大きな疑問はなく……
後半型だったりするのかなー?
それとも 『それはエースになれる力じゃないけど───』 のような意味での、失点を抑える純高度バランス型??
はてはて。
南三局 |
一度の消火がなんのその ─── 漫ちゃんの手牌は相変わらず上埜ほう(←素敵誤変換シリーズ)に重なってきております。
三色やら対々やら三暗刻やらと色々な夢がひろがりんぐな手牌です。
しかし と順調に不要牌を処理した次巡 ───
が辻垣内さんに刺さり、導火線を切られてしまう。
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待ちは の4面恐怖の多門張。
ならば、タンピン三色+ドラ2の18,000 ───
ならば、タンヤオ三色+ドラ2の12,000 ───
ならば、タンピン三色+ドラ2の18,000 ───
ならば、タンヤオ+ドラ2の7,700 ───
どれでアガっても決して安くはないですが、それでも最も安目でアガるには惜しまれる手でもあります。
しかし、辻垣内さんは最短最小最善のアガりを取った。
これ即ち、無名だろうが名門だろうが関係ない、全力で捻り潰す……!!
「確実に殺しにきてんな…」
そんなことを言いながら、冷静調な主将がちょっと格好良い。
でも内心では、あの爆発漫ちゃんを押さえてくる相手に燃えたりしてると良いなーとか思う。
個人的な趣味の関係で、<辻垣内智葉 vs 江口セーラ vs 愛宕洋榎 vs 福路美穂子> を見てみたい。
凄く見てみたい。
きっと、誰が勝っても負けても丁々発止の激戦が約束されていることだろう。
次号のヤングガンガン発売日は06月21日で 【咲-Saki-】 が掲載予定です。
ただし、その前の本日には、ニコニコ動画さんやその他で 【咲-Saki- 阿知賀編 アニメ版 第16話(最終回)】
が配信!!
私は明日の仕事がなかなかに早めなのと、資料作成に追われている情けない現状があって、本日の視聴は困難になってしまったのですが、可能な限りは早く観たいな、と。
特にイケメン穏乃と最高竜華が楽しみ。
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