2013年一発目のヤンガン【咲-Saki-】は、清澄一年生トリオがカラーで登場です。
咲さんメッチャ遠くてワラタ。
【咲-Saki-】のカラー扉絵って、こういう ”誰かが大きく手前・誰かが小さく遠く”
にいる構図が多いような気がするけど、
立先生好きなのかな?
いつも他に誰か隠れてないか探してしまいますw
面白いや。
─── そんなこんなで、ヤンガン本誌の感想へ。
─── 先鋒戦、スタート!!
全国ベスト8。もうここまできたら、嘘でも弱い人なんていません (かおりんみたいな特殊初心者がいたら別ですが)
麻雀は運も実力なので、”運が良かった” ということがあったとしても、ただの実力と言っても相違ない水準の場所です。
ですが、その中でも 【咲-Saki-】 界から見れば、この準決勝は、ダークホース校(清澄・有珠山)
vs 鉄板校(臨海・姫松)の対決となっているのではないでしょうか。
清澄と有珠山はその意外性に足る強さを、臨海と姫松はその評判に足る強さを、それぞれ示せるのか注目です。
東一局 |
起家は当然優希。
いきなり翻牌の をモノにしてるあたり、東場は優希を裏切らない。ガチで愛されてる。早く結婚しろ(え)
─── しかし、これまでと違ったのは優希が鳴いて仕掛けてきたこと。
優希は から をポン。
お、珍しいな?……と思ったら、辻垣内さんも同様のことを思っていたみたいだ。
おっしゃる通り、優希は基本、門前リーチの打ち手ですな。
今までの優希なら、恐らくはリーチを仕掛けて、リーチ翻牌+ドラ2の12,000満貫手を狙いにいっていただろう手牌。
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結果、当たり牌 の二面待ちから、成香さんが切った をロンをして、優希が東一局をアガった。
成香さんは鳴かないとのことだが、翻牌+ドラ2が確定している手だったので、基本鳴かない私でも鳴いて進めちゃうところだ。
速攻重視の憧ちゃー、デジタル化身の和でも鳴くと予想する。
成香さんの打ち筋は門前主体なのかな。
東一局(一本場) |
再び を鳴いて仕掛ける優希。
一副露で他家が警戒、だと……!?
優希、大した奴だよ。
対して、二回戦で優希に大差をつけらた経験があり、その教訓を活かそうとしていた漫ちゃんは 「スタイルがちゃう…」 と
動揺を見せる。
同時に、末原先輩と戒能プロのアドバイスも役立たなくなってしまった。
─── なんと、これは漫ちゃん不憫。
でもこれ逆に完全に追い詰められたってことで、漫ちゃんの特質、爆発の引き金にならないかなと期待。
二回戦は姫様の ”波” がネックで不発となったんだろうけど、今回は恐らくそういうタイプの選手はいない筈。
優希は東風絶好調、辻垣内さんは日本三強の一角、あとは成香さんの実力次第で漫爆弾のカウントダウンが
始まるのではないだろうか。
だが、優希が最も実力を出せる東場を過ぎれば爆発難しいかな……
個人的に漫ちゃんが爆発するのなら、皆がもう様子見を終えて全力を出してくる後半戦の東場でくるんじゃないかと
思っているのだけれど。
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その後、優希は自力ツモで一本場をアガった。
の三色を崩した チーなので、やはり今までの優希とは一味違うアガり。
ふむ。
辻垣内さん成香さん共に、優希は ”速度重視” との見解だが、個人的には門前優希の方が速く高い印象を受ける。
だが、印象値だけ話してしまうと、自分の主観Onlyになってしまって、考えるにはお粗末になってしまうので、
実際に数字として計算してみたいと思う。
─── 以下がその結果。
青太枠のところが二回戦との比較です。
算出したのは、左から 『平均聴牌巡目』 ・ 『平均和了巡目』 ・ 『平均当たり牌数』
『平均和了点数(積み棒含まず)』 ・ 『平均和了点数(積み棒含む)』
『平均和了点数(積み棒含まず。期待値含む)』
・ 『平均和了点数(積み棒含む。期待値含む)』
となります。
現段階では早計にしかなりませんが、『聴牌速度・和了速度・当たり牌数・打点』 の全てを門前優希の方が
上回っていることが分かります。
ってか、二回戦優希よりも速いとかになると、3巡前にテンパイしないと話にならない予感なのですが……(゚Д゚)
マジで厳しくないだろうか。
……ふんふむ。
─── ということで、個人的に導き出した推測としては、鳴き優希の本当のアドバンテージとは
”速さ” にあるのではなく
”速さを失わず” に ”振り込みリスク軽減” ということにあるのではないかと思った。
二回戦の門前優希がTOP目リーチから姫様の三倍満に振り込んで痛い目を見たので、そこの対策反省の意味もあるの
かなと。
東場の優希は鬼ヅモなので、たとえ危険牌回避で手牌を崩したとしても、張り替え可能とみる。
打点は減少するけれど、そこは連荘でカバー。
大物手に稼いだ全てを放銃してしまう怖さを考えると、決して悪くはない。
東場だけじゃ……と馬鹿にすることなかれ、半荘二回という大会ルールの性質上、まるっと半分は優希の土俵ですからね。
なお、その代償として南場失速が懸念される優希ですが、二回戦ではオーラス姫様の三倍満に振り込むまではTOP目を
守っており、かつてのような大失速は確認されておりません。
(仮に南場で失速していたとしても、東場で取り返せる範囲の失点という予測が立てられる)
防御においても成長していることが見受けられ、今の優希は攻守バランス抜群の選手になっています。
確実に稼げる場を持ち、そして、それを守るだけの力を身に付けた手強い良い選手です。
少なくとも、私は今の優希に対して大幅マイナスになるイメージは湧かないなあ。
そして、優希は前々から純君に特訓を受けていたみたいですが、この鳴きスタイルを温存しておけるだけの状況は清澄に
揃っていました。
・清澄は一回戦を中堅戦でトバし勝っているので、先鋒の優希はプラスの成績だった可能性が高い。
・二回戦も後半戦オーラスまでTOP目だったので、わざわざもう一つのスタイルを露出させる必要もなかった。
この度は準決勝で解禁となった鳴き優希ですが、恐らく部長は門前優希で駄目そうだったら、一回戦でも二回戦でも
鳴きスタイルに切り替える指示は出したんじゃないでしょうか。
純君が教えた鳴きならば ”流れ” を変える効果もありそうですし。
結果的には、優希が意外に(?)やってくれたので、この度の奇襲成功と相成った
─── そんな個人的想像。
あれ? でもこれじゃ、門前リーチなし優希が一番ベストの速度と火力出せるのかな?(笑)
悩みどころだ。
優希の何が良いって、他人が不可能と思うことを心底本気でやろうとしている心意気。
”東風の神” に恥じないポテンシャルだ。
熱くて良いね。応援したくなる。
こういうのは ”本気” で目指そうと思える時点で凄いことだよ。
偉業を成し遂げる人って、大概他人が目指さないところを目指して笑われてきてるしね。
良いじゃん。この先鋒戦、他校から100,000奪い取る気でいってしまえ。
次号のヤングガンガン発売日は01月18日で、【咲-Saki-】が掲載予定です。
ただし、その前の01月12日には少年ガンガンが発売、 【咲-Saki- 阿知賀編 episode
of side-A】 が掲載予定です。
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