【咲-Saki- 本編】104局と同様に、咲さんには魔物襲来イベントが発生していた。
もちろん国広君も一緒な訳だが。
2コマ目の鎖ジャラ描写なんかは 元祖・縛りキャラのパイオニア としてのプライドを感じざるを得ません。
読者の見えないところで繰り広げられている女の戦い、国広君vs哩部長の場外乱闘に乞うご期待!!(え)
しかし、衣の 「おっきしろーっ」 はけしからん。
女だからっておっきするモノが無いと思ったら大間違いだよ!!
ピーッ(規制音)とかあるんだからっ!!
こんな可愛い子に襲われて……咲さん気を付けて!!(えええええええええええええええ)
お休みタイムから目覚めた咲さんと衣&国広君達の話題は阿知賀女子へ。
「結果的に咲の敵を強くしてしまったようだ」
「ううん。強い人と遊べる方が嬉しいよ!」
「………いや… 阿知賀の大将は ─── 一寸厄介だぞ」 |
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穏乃!?
衣さんから厄介という評価を引き出せるって……これマジで凄いことなんじゃないか?
雀力的な意味で衣さんに語らせたのって、「衣を特別から解放してくれた」の咲さん、「奇幻な手合」の冷たい透華、「ふえた…」のマホちゃんくらいしか記憶にないなあ。
あの練習試合では衣が完勝したのだろうけど、穏乃とて全国区の雀士、何かの爪痕は残していたということか。
ふんふむ。
だが、穏乃の闘牌って衣センサーに引っ掛かるだけの特異性はあったかな?
二回戦で穏乃が見せた劇的にして不屈の闘牌は、理論的に鮮麗なものだったんだよね。
一挙一動における判断の正確さ、手変わりを可能にする引きの良さ、ラスト1枚を引き出せる舞台運なんかは確かに敬服に値するくらい見事で、そして、理論的に解釈出来るからこそ、私の中でもかなり好きな闘牌の一つに入っているが、咲さん・冷たい透華・マホちゃん程の非凡さは正直なところ感じない。
穏乃には何がある?
オーラスに向かうにつれてドンドン引きが良くなっていく ─── とかをチラッと考えたが、二回戦の後半戦南三局で八木原さんに振り込みしてたから、そこで一応は競り負けている描写もある。
衣さんに ”厄介” と言わせるには足りない気がする。
アレか。打っていて、ふと気付いた頃には、”何かはじまってるぜ” で、有効牌の全ては穏乃に集まるとかか。
一体何を秘めているんだ、穏乃。 途轍もなくワクワクするぞ。
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「1本場… 大将戦にこの1本場の存在すっかどうかわからんばってん…」 |
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副将戦は東二局(一本場)へ。
どうやら、リザベーションは○局だけでなく○本場縛りもあるみたいだ。
未達ならば姫子もほぼアガれない、達成すれば倍飜獲得 ───
前局では未達だった哩部長は、配牌 から2飜をリザベーション!!
2飜ならば、配牌姿から最短で描けるタンヤオ+ドラ1で充分っ。
しかし亦野さんが翻牌 を鳴いて役を確定、スピードでは不利かと思われたが、哩部長も を
鳴いてスピード応戦。
重ねて亦野さんが を鳴き、続けてヒットを掛けた を鳴こうとするが ───
「釣らすっか!!」 と哩部長がヒットを阻止。
「満貫キーゲット! ナイスクリアです部長!!」
衣装チェンジした訳でもないのに、新道寺の異様なファンタジー感に笑った。
哩部長、イメージルアーを素手で掴んでたけど、あれもし卓上で物理的に腕を動かしてたりしたら、
お茶の間に流れている映像では空を切っている筈……ビビクン。
あと2,300で見開きを許される人ってそうそういない。
この後も結構一人でページ独占してたりするし、哩部長はページに愛された子。
フナQの一貫した 「ただのポンとチーやろが!!」 という姿勢は好きです。
つい能力ありきで読んでしまっているところに、現実に戻してくれる魔法の言葉ですわ(・∀・)
まあ、でも確かに、咲さんのカンや純君の流変みたいに、”鳴き”を入れることで場に変化を与えているという訳では
ないから、 部分的に捉えれば、”ただの” といっても差し支えはないのかも知れないねえ。
「根金際しゃぶりつくしたるで…!!」
フナQの顔が危ないw これはしゃぶりつくされますわ。
─── しかも |
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言った後の顔も危ないw |
おいおいおい、亦野さんは亦野さんで顔に変な汁飛ばしてくるし、哩部長は言わずもがなだし、
もはや副将戦の良心は灼さんだけじゃないですかっ!!
曲者揃いの副将戦の中、そして誰もいなくなった ─── にならないように願うw
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哩部長 和了 (ツモ・2,000・4,000) |
ドラ表示 |
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大きいの入ったとー!!
姫子が 「ッ!!」 なんて声だすから美子がちょっとビックリしてるじゃないですかw
何で今までレギュラーじゃなかったすばら先輩の方が小慣れているのか。
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「ツモに裏のって5飜になったけど姫子の時は10飜になるの?」
「いや しばりを超えた分は意味んなかとよ」 |
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あ、リザベーションって縛り超えても良いんだ。
私は超えても駄目だと思ってたから、結構ハイリスクハイリターンな印象を持っていたけど、これで少しリスクは下がったかな。
けど、下がっただけで使いどころが難しい能力に違いはない。
これ地力高い哩部長が使ってるからハイリターンな面を強めに感じるけど、並の人なら怖くて多発は無理だ。
私なら一蓮托生のプレッシャーを背負い切れない。
姫子の地力がまだどれ程のものかは分からないけど、未達の局に大物手の影がチラついたとしたら、申し訳なさ過ぎて死ぬ。
まさに強者のみが使いこなせる能力だと思う。心・技・運のどれが欠けても駄目だ。
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「しばりをかけていたとしたら3か4…か? 淡には倍満を覚悟してもらわないと」
「アハ 倍満くらいくれてやる」 |
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これが噂のアハ体験(違っ、そして古っ)
ゾクゾクしました。
正直、これが欲しかった。
無邪気可愛い側面を見せた後だけあって威力あったわ。
─── で、この 「倍満くらいくれてやる」 発言を聞いて、
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何となくこの咲さんを思い出しました。
シチュエーションも方向性も全く違いますけど
これも言わば 「倍満くらいくれてやる」 だったなーと。 |
だが、”くれてやる” ってことは、リザベーションは淡にも止められないことが示唆されている?
大将戦は点取り合戦か……胸熱。
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「副将戦にエースというチームはほとんどありません 今年は他に沖縄くらいで…」 |
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ここでニライカナイこと昨年度個人戦第6位、銘苅さんが間接的に登場。
同時にその人を完封してみせた塞さんの功績が光る。
塞さんは ”能力者を塞ぐ” だけじゃなくて、ツモられ以外には失点0という、防御のスペシャリスト。
かといって攻められない打ち手という訳でもなく、上質なオールラウンダーの人だったなあ。
強いというよりは巧い側の人。ツッコミ自在なキャラ性といい、塞さん大好きだわ。
─── ってか、宮守って異常に防御に優れたチームだったと個人的には思っています。
描写のあった限りの話になりますが、シロ振り込み0、Aislinn振り込み0、胡桃振り込み0、塞さん振り込み0で、
唯一振り込みがあったトヨネだって1回、3,900しか振り込んでいない。
点数減の9割の原因がツモられのみという驚異の防御力。
トシさんが基礎力高い良いチームを育てた証拠。
これで二回戦敗退、涙を呑むんだから、全く全国という場所は壮絶だよ。
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哩部長 和了 (ロン・7,700) |
ドラ表示 |
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「白水哩はそこらのエースじゃない…!!」
三年間エースを務めているってことは、哩部長一年生からエース張ってたのか……。本物、凄いな。
そりゃオーダーの方針転換に 「くやしかよ」 も漏れるわ。
だが、二回戦にて永水女子(鹿児島)が敗退した今、哩部長は ”北部九州最強の学校のエース”
ではなく、
”九州最強の学校のエース” になったな。
哩部長が平和手でリーチ、亦野さんもポン三連でテンパイする場で、更に追い掛けたのは灼っ!!
改めて自動卓さんの洗牌能力に疑問が生まれるくらいのビックリスピードな三人同時テンパイの中、フナQはオリを選択。
誰がアガっても不思議ではない今局、当たり牌を掴んだのは ───
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灼 和了 (ツモ・3,100・6,100) |
ドラ表示 |
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鷺森 灼!!
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「グリークチャーチ! スーローチーキューピン待ち ─── !!」 |
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灼の能力は、既にアニメでその片鱗を見せていたボウリング繋がり、”特殊な残り方をしたピンの形状” に関連していた。
今回のアガりはグリークチャーチ、別名ビックファイブと呼ばれているもので
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この形状を指す。 |
残っているピンが4-6-7-9なので、灼は = グリークチャーチ(ビッグファイブ)待ちと分析された訳だ。
なお、アニメ放映時の私の予想は、灼はボウリング待ちを展開する時に、待ち以外のピンを倒さなければ
(牌を捨てなければ)ならないとしていてたが、この予想はどうやら外れのようだ。
今回、どう見ても灼の河に が出ているとは思えない。
……悔しかよ!!
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「まぁ…こちとらボウリングにはうとすぎるからなんとも言えんけど
そんなダイナミックでファンタジックな仮説はどうやろね」 |
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フナQそれは謙遜ですわ。
こっちはアニメの次回予告で答えに等しい「ワッシャー」のヒントがあったから予想の一つでも立てられたけど、
ノーヒントからだったらそんなダイナミックでファンタジックな仮説には絶対に行き着けていなかった。
素晴らしいの一言だな。
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「かなり昔に打ち込んでてブランクがあるか ───
昔の牌譜をよほど見とるか ─── 昔の誰かに憧れとるんか」 |
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なおフナQ曰く、灼の打ち方はスタイルが古いらしい。
ほお。相手の手の動き方が完全に見えている将棋とか囲碁ならスタイルの可変があるのは分かるけど、
麻雀にも古い新しいってあるんだ。
調べてみたところ、速攻重視の鳴き麻雀が現代風で、役作り重視の門前麻雀が古風に分類されるのかな??
それなら確かに灼は古い方だね。副露描写は今のところ一度もないし。
ちなみに、私の麻雀スタイルもどうやら古い方に当てはまるらしい。
私の場合は、ぶっちゃけ、ただ単に鳴きが巧く使えない子ってだけだが…………
けど、灼はハルちゃんに憧れて自然とそのスタイルになったのだろうか。
小さい頃から応援してたもんな。
良いね。
麻雀は打ち筋が古いから弱いって訳でもないし、何よりもそのスタイルが自分の能力と喧嘩してないところが凄く良い。
何だか、河が二列目にいってると安心する…w
平和一盃口狙いだったフナQだが と、いつの間にやら七対子に変化していた
麻雀あるある手でリーチ。待ちは のみ。
対する哩部長も応戦 リーチ、待ちは のみ、役はリーチ+ドラ2で3飜。
現物も保有しているし、私なら即決でオリるところであるが、哩部長のアガりを普通の期待値で測ることは出来ない。
何故なら ───
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「姫子との ─── 二人の和了りになるとやけん!!」 |
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達成すれば大将戦にて6飜(跳満)、最低でも12,000が約束されるっ!!
うむ。でもこれ結果的にはなかなかの博打だったな。
フナQの当たり牌 は河に一枚も見えていないし、リーチ状態の哩部長が掴んでも何らおかしくはなかった。
さすが運も持ってる。
そして、二人同時リーチを受けて立つ側となった亦野さんはスジ を切るが、これはフナQがピンポイントで狙っていた
引っ掛け牌。
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フナQ 和了 (ロン・9,600) |
ドラ表示 |
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リーチ七対子+ドラ1でフナQが南二局を制した。
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フナQの河が |
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哩部長の河が |
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ときていたから |
亦野さんの打牌は一応このリーチ者二人共に適う 切りだったな。
おまけに灼の河でも が切れていて、もうこの場では が4枚品切れてるから、更にスジ の安全性は増している。
「攻めを残しつつ」 という台詞から亦野さんにも悪くない手が入っていたことが予想されるし、
切りは最善手だったんじゃないかなー
”やられた” って感じだ。
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「亦野はオリる時に完オリせずにスジと字牌に頼りすぎるきらいがあるな」 |
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亦野さんは3副露が能力条件に入っているから、必然的に安牌が減る。
しかも3副露すれば和了確定と、どうしても攻めがちになる中で、スジと字牌に頼るってのは尤な気もするが……
セオリーとゴリ押しだけで勝てる程、甘くない面子が揃ってるんだなあ。
無理もないか。もう全国ベスト8、最低でも強い人しかいない世界だわな。
まあ、でも……それを差し引いたとしても 【咲-Saki-】界のスジさんは仕事しなさ過ぎだw
もしかして生牌や無スジの方が通ってるのでは。
そんな馬鹿な……
私なんて数え切れないくらいの局をスジさんと字牌さんに助けられているのだけれど。
─── しかし、客観的に考えて、亦野さんの能力は良いものだな。
あんだけ毎回ポンポン鳴けるってことは、配牌時に多くの対子がきている証。
対々和、七対子、暗刻系に加え、ドラが上手いこと乗った日には一撃必殺にも成り得る。
個人的には結構好き。
”スジと字牌に頼る” という亦野さんの打牌を読み切っているフナQが今度は
直前に2枚切れ、ラスト1枚の を亦野さんから引きずり出した。
またそんな悪い顔してw 攻撃型参謀、良いね!!
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「私が身内贔屓で姪っ子を選んだとか言われたくないからな 浩子のためにも」
「どのみち言われると思いますよ それ」 |
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ここで雅枝さんが登場!!
後髪が凶器の域に達している……気安く触ろうものなら確実に刺さる (゜∀゜)
うん。まあしかし、この会話は何気に重いな。
リアルだって、身内が監督してたりしたら、どーしたって ”そういう目”
が付き纏う。
人間心理上仕方のない面もあるし、フナQはエースとはまた違ったベクトルで、誰よりも成績を上げなアカンのやろうね。
強いぞフナQ。
─── 洋榎主将と絹ちゃんはやっぱそういう色眼鏡が嫌で姫松に行ったのかな?
別の理由もあるかも知れないが、身内が監督って学校は……出来ることなら私も避けたい……
灼は の 3面張 ───
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ボウリング用語的にはビックフォーをテンパイしていたが |
わざわざその3面張を崩す 切りでリーチをし 1面待ちに取っていた。
それに振り込んだのは亦野さんだが、しかし、この振り込みは面子全員が驚く展開でもあった。
「キューマン待ち ───!! なんだそりゃ…」
自分本来の打ち筋を逆手にとった奇襲……!!痺れるねえ。
この一打で周りはかなり打ち辛くなるから、点数以上の価値があるよ。
─── そしてここで、灼の回想。
”部長” の重み、期待、責任、まさかの小走先輩 を振り返る灼。
小走先輩は奈良個人1位か。色々な人が言っていたけど、初対面のドラゴンロード相手にプラスの成績を
収めた人だけあって、やはり相応の実力者だったか。
あと、塞さんと苺ちゃんもナチュラルカットインしててビックリしましたw
”部長” だったんだー!!
うむ。この灼の回想、全体を通して凄く良かったです。
灼、ハルちゃんのことを焦点に置きつつも、それに盲目にならず、周りの気持ちもちゃんと見えてるな。
”しっかり” 部長してるよ。
ベタだとは分かってるけど、ベタだとは分かってるけど、それだけに熱くなるものがある。
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「でも今 私がのせていく ─── 多くの人の想いとともに ─── あの人の想いを
───」 |
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よし、いけ灼ぁああああああああー!!!!
You Are Legend !!
準決勝の主役は、やはり貴女だ!!ひゃっほぉおおおーーーー!!!
しかし灼、アニメで見せてた部分と今回のも全部含めて、描写のある闘牌シーンでは
テンパイリーチ率100%、
んでもって、その成功率100% か……
これも能力の一部なのかな?
それか、ハルちゃんがそういう打ち方してて、灼も真似するうちに自分の力にした?
どっちにしろ凄いな。素で憧れるぞい。
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─── 途中経過はこんな感じで |
亦野さんドエライ削られたなっ!?Σ(゚Д゚)
そんなに駄目な打牌をしてた印象はないだけに、-54,100は厳しいな…………
南三局・南四局(オーラス)で巻き返しなるかっ!?
王者白糸台、二年レギュラーの意地に期待。
─── とか言ってる間に、南三局・哩部長からの リザベーション7飜宣言、だと…!?
成功すれば姫子に役満キー、果たして ───!!
次号の月ガン発売日は12月12日で、【咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A】が掲載予定です。
ただし、その前の11月24日には【咲-Saki- 阿知賀編 単行本4巻】とビッグガンガンが発売、【咲日和】が掲載予定です。
更にその間の11月21日には【咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A Blu-ray 6巻】の発売もあります。
完了 |
全国大会 一回戦 |
讃甘(岡山)vs裏盤梯(福島)vs阿知賀女子(奈良)vs射水総合(富山) |
得点収支MEMO |
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完了 |
全国大会 一回戦 |
清澄(長野)vs能古見(佐賀)vs千代水(鳥取)vs甲ヶ崎商業(福井) |
描写なし |
描写なし |
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完了 |
全国大会 二回戦 |
越谷女子(埼玉)vs劔谷(兵庫)vs阿知賀女子(奈良)vs千里山女子(北大阪) |
得点収支MEMO |
総合グラフMEMO |
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完了 |
全国大会 二回戦 |
清澄(長野)vs宮守女子(岩手)vs永水女子(鹿児島)vs姫松高校(南大阪) |
得点収支MEMO |
総合グラフMEMO |
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11.15 |
全国大会 準決勝 |
白糸台(西東京)vs千里山女子(北大阪)vs阿知賀女子(奈良)vs新道寺女子(福岡) |
得点収支MEMO |
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